お宝 それとも・・・

金曜日から岐阜の家に帰っています。

昭和30年代に建てた我が家はかなりの老朽化。
それに家族が増えるたび、また、何度かの火事（もらい火も含めて）のたびに修理や増築をして、継ぎ接ぎだらけの使いにくい家となっています。

今は私もしばらく家を離れているために、駄々広い古い家に母が一人。
夏は涼しいのですが、これからの冬はどこにいても寒い寒い・・・

広いとモノも増えて、収納しきれないガラクタ（に私には見える）があちらこちらに積み上がっていて、いつ、誰が片付けるんだ～？？？って感じ。

年末を前に、家の掃除をしながら、押入れの中を片付けよう！とゴソゴソ・・・
少しの間にいろんな懐かしいものがザクザク。

ネル生地の着物・・・昔、30年以上前になるか～、私の大おばあさん（曾祖母）が手縫いした普段着の着物が５、６枚出てきた。
ネル地の着物は冬暖かく、普段着や寝巻きにしていたとか。
私が成長した際に使えるよう、大人サイズで縫ってある。父用、母用、弟用など新品で一度も手を通していない貴重なモノ。
でも、今となっては着る人もなく・・・

ごみとしてしまうのはもったいなく、何かに使えないか、誰かに使ってもらえないかと母。そうだよね、捨ててしまうのは大ばあちゃんの心のこもった着物だし、惜しいよね。

今は24時間お店が開店していて、また、どこにいてもほぼ何でも手に入るようになったけどほんの30年前には、困らないようにストックを常に考えていたんだね。
特に我が家はそうだったような・・・

今でもそんな自分の習性に気付く事があります。
ストックがないと何だか不安・・・お醤油、お砂糖、お米・・・トイレットペーパー、洗剤とか。買いに行けばすぐ手に入るのにね。