在宅勤務をやってみた
この未知のウィルスは私たちにいろんな初めてをもたらしてくれている。
在宅勤務もその一つ。
30年の会社員生活。
時には休日出勤が重なり、「あら、一カ月ろくに休んでいないわ~」なんてことも時にはあった。時には家に仕事を持ち帰ったり、出張中のホテルで翌日の資料を作ったりもしたけど、プライベート空間で一週間仕事をしたのは初めて。
いろんな気付きがありました。
最初は、ラジオ聴きながらできるし、コーヒー好きな時に入れられる、とか自由さを楽しんでいたけど、だんだん、オンとオフの境界線が曖昧になってきて…
以前も徒歩通勤を初めて体験したころ、電車に乗ることがいかに気持ちのスイッチの切り替えに役立っていたかってことに気付いたことがあったように、場所を変えることが気分を変えることになっていたことにまた気付いた。
昨日は、うまくいかないことがあって悶々としながら過ごし、それを解消しないまま仕事を終えてしまった。
食事をしても、お風呂に入っても、ベッドに入っても、翌朝になっても…
もやもや…
限られた空間だから、部屋にお花を飾り、仕事専用のスペースを作り、散歩して。
買い物でお店の人と会話して。
そして、短い時間でも、呼吸や身体の感覚に意識を向けて今ここをしっかり感じてみる。やっぱりこれが私には一番役に立つ。
結局、今朝のもやもやは散歩中に立ち寄ったせせらぎの音に耳を傾け、音を感じながら肌に感じる空気の感覚、足の裏に触れる大地の感覚に意識を移して…
不思議と落ち着いて、もやもやから抜け出ていたことに気付きました。
来週も在宅勤務が続く。もしかしたら来月も…