とんとん ヨガ日記

ヨガ、アロマ、歩くこと、山、水、私の好きなもの。今ここに生きる。ココロとカラダが心地良いものを選んでゆっくり生きている私が気付いたことを綴っています。

神様のカルテ

先日、映画「神様のカルテ」を観ました。「いかに生きるか」それに関わる医師の物語。
人の死、特に病院で亡くなる場面は父の亡くなった光景が重なってツライ。
号泣でした。今回も(^^;;

印象的だったのは、冒頭、容態が急変した患者さんが遠くから駆け付ける家族との対面のために蘇生措置をして、ついにあばらが全て折れてしまった。
一方で、加賀まりこ演じるがん患者さんは、残された時間の生き様を考え、死の時には、夫を待たせたくないと延命治療を断る。

生きるって誰のためなのかな。

楽しそうに夫との思い出話を語る加賀まりこを見て、櫻井くんが妻の宮崎あおいちゃんに「僕が先に死んだら、あんな風に語ってくれるか」と聞くと、「悪口を言いまくってやる。だから、私より一秒でも永く生きて」と言う。

そうだよな。一緒に時を過ごしてこそ、楽しみが生まれるのだろうな。
いい思いでは大切なものだけど、生きてこそ、と感じた。

最後に新しい命の誕生が予告されて幕が降りた。ひとつひとつかけがえのない命。そして、宇宙規模でみると、生と死は絶えず繰り返されていく。

哀しい思い出が蘇って来たけれど、胸の内が広く、穏やかな気分になったひと時でした。