違うんだな～

安倍首相が打ち出した成長戦略の第一弾。女性の就労支援、なるほど、当然。
でも、ちょっと待って。
その具体策が育児休業の延長？
選択肢が増える、確かに。
預ける保育所が見つからず止む無く退職する人を救える、確かに。
でも、今何が最も求められているか。
働きたいお母さんが安心して大切な子供を預けられる保育所の充実ではないのかしら?
休業期間が長くなるほど、復職へのハードルは高くなる。
社会は企業はかつてより早いスピードで変化している。
支援すべきは会社や社会と繋がりを保ちながら仕事も出来る仕組み。
短時間勤務や定時で退社出来る働き方への負荷調整。父親が育児家事の役割が担えるよう支援すること。

また、施策が企業頼みなのも気になる。
制度は整えても社員一人ひとりは納得して利用出来るか？
子育て中の仲間を応援する気持ちになってくれるか？
ますます、父親に仕事の負荷が偏ることになるのでは？

休業期間の延長は、育児が母親に偏っている現在の根本的な課題を解決するどころか、ますます深刻化させるのでは？
一部の視点だけで考えていないか？

もう何も出来ない立場になったけれど、8年間悩みに悩んだテーマ。
気になる。
将来を見据えた実効性のある施策を求めたい。