医は仁術
今日は休暇を取って、上野の国立科学博物館に行ってきました。
念願の特別展『医は仁術』
日本の医学の原点が江戸時代に培われたこと、医学のベースは人を思いやる気持ちであること、そして特に日本ではこのことが実践されたことなど、印象的に残った展示がありました。
この写真。
西洋と東洋の医学の父。
また、マッサージを病気を治すことや健康維持に使ったそうです。
右は中国の神話に出てくる農業の神様。
中国の最も古い薬の本「神農本草経」に残るように、東洋では植物は薬・医学につながっています。
解体新書も小石川療養所も、病気の人を治したい、健康で幸せな社会を作りたいという、医学に携わる人の情熱が成し得たことを改めて理解しました。
現代医学の発展についても紹介されていました。
iPS細胞とか、3Dプリンターで作った臓器とか、4次元CTとか。
こういった研究もニュースなどの限られた時間の中では科学技術のすごさが強調されるけれど、研究のベースには「人の幸せのために」という古来から受け継がれた情熱があるのだろうな~、あってほしいな~と感じました。
医は仁術。
広くて深ーい言葉です。