キンモクセイの思い出

このところ、辺りはキンモクセイの甘い香りが漂っている。
そこ彼処に充満している感じ。
朝起きて窓を開けると、キンモクセイの香りの空気がふわっと部屋に入り込む。
その空気を吸い込む。

生まれ育った家の玄関前の庭にはキンモクセイの木がある。
毎年季節になるとその木が放つ甘い香りが我が家の香りとなる。
子供頃は花をつんでカンペンケースに入れ、天然芳香剤にしてたなあ。

5年前の夏、仕事でヨコハマに越して、慣れない土地で、慣れない仕事と人間関係に自分を見失いそうになっていた時、夜誰もいない部屋に帰る途中、どこからともなく漂うキンモクセイの懐かしい香りにふっと、固くなっていたココロの緊張が解けていく気がしました。

そんな思い出深い香り。
秋はなんだか物悲しい季節ですが、キンモクセイの香るこの時期は大好きになりました＾＾